阿波蜻蛉

阿波踊りの国(徳島県)出身の勝虫による蜻蛉観察日記

帰郷(南方系のトンボ)

 徳島に帰郷していました。久しぶりの徳島県記事です。
 目的はベニトンボです。このトンボは徳島で初めて発見した2007年には私が見た個体を含め、2♂が確認され、その翌年には♀を含めて複数の個体が確認されました。そして今年は「市場町にトンボの里を作る会」のY氏により、羽化も確認された事から定着している事が明らかになりました。
 ベニトンボ自体は、沖縄や奄美ではたくさん見れますが、徳島で見る事に価値があるという事で思い切って帰郷してみました。
 あと、もうすぐ還暦を迎える親父もついてきました。

 とはいえ、最初はまず例の休耕田にネアカとコフキヒメイトを見に行きました。
コフキヒメイトトンボ♂
コフキヒメイトトンボ♂

コフキヒメイトトンボ♀(羽化直後)
コフキヒメイトトンボ♀(羽化直後)

 コフキヒメイトトンボも初めて発見した2005年に比べると生息エリアが広がったような気がします。発見当時は、沼の縁の一部にしか見れませんでしたが、今回は田んぼ横の水路でたくさん見ることが出来ました。ネアカは10匹程が摂食飛翔していました。

 そして、今回の目的であるベニトンボの場所に移動しました。場所はY氏に教えていただきました♪
環境はこんな感じ↓
ベニトンボ生息環境
ベニトンボ生息環境

 海岸近くの溜池で若干、海水も混ざっているようでした。
目的のベニトンボは縄張りを張っている個体をすぐ見つける事が出来ました。
ベニトンボ♂
ベニトンボ♂

ベニトンボ♂
ベニトンボ♂

 ♂は10匹以上いたと思います。♀も産卵している個体を見ることが出来ましたが、残念ながら写真は撮れませんでした。ちなみに♂が警護するタイプでした。羽化殻も探しましたが、確認できず。ただ、♂は少し翅が傷んだ老熟の個体が多かったので、これから2化目が羽化を始めるのかもしれません。

 難なく目的を達成した後はどこに行こうかと迷いましたが、ここはやはりこっちでしか見れないトンボを見ようと時期が少し遅いですが、ミナミヤンマの産卵待ちをしました。が、残念ながら見ることが出来ませんでした。その代り、シコクトゲオトンボを見ることが出来ました。名前の通り唯一の四国特産種なのでこっちでしか見れないトンボです。
シコクトゲオトンボ♂
シコクトゲオトンボ♂

 その後は徳島市内に戻る方向で途中、小松島でベニトンボと阿南市でオオギンヤンマを探しましたが残念ながら見つける事は出来ませんでした。ただ、オオギンヤンマも2005から2007年の間には複数個体を見ていますし(特に2005年は多かった。加えてにアメイロトンボも複数確認)、今回狙っていたトンボは南方系のトンボが殆どであった事から、やはり、関東に比べるとトンボ相も若干異なるなと思いました。
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  1. 2009/07/18(土) 16:36:56|
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尾瀬・日光遠征

 職場のF田さんとM谷さんとで、念願の尾瀬に行ってきました♪
F田さんは尾瀬で昔働かれていた事があるので地に詳しく、初めて行く私は本当に色々勉強になりました。F田さんありがとうございました!
 尾瀬ケ原
尾瀬ケ原

「おお~!すげえ~、これが高層湿原とかいうヤツか!」
「まさか、これほどとは、桁違いだ!」とかなんとか訳の分らん独り語を言っていたかもしれません。
実際、高層湿原を見るのは初めてなのですが、何て表現したらいいの分りませんが率直に感じた感想は「すごく奇麗な」湿原でした。ワタスゲやニッスゲ(ニッコウキスゲ)が咲き誇る湿原は、非常に色鮮やかでなんかメルヘンなイメージもありました。

ニッコウキスゲ
ニッスゲ(ニッコウキスゲ)

尾瀬ケ原
尾瀬ケ原

 いいですね!こういう水辺は。
「この浮島に乗りてぇ~」と単純な欲望が生まれました。環境保護団体に勤める者としてあるまじき発想かもしれません。

 天気のほうは生憎の曇り空だったのですが、新たに3種類のトンボを初めて見る事が出来ました。
カオジロトンボ♂
カオジロトンボ♂

 本当に名前の通り顔が白かったです。


ルリイトトンボ♂
ルリイトトンボ♂

 恐らく、イトトンボの中では最も美しいのではないでしょうか。エゾイトトンボよりさらに青みが強くその名に相応しく全身が瑠璃色のトンボです。ちなみに尾瀬では今回、ルリイトトンボの他にオゼイトトンボ、エゾイトトンボも見ることが出来ましたがオゼイトトンボ→エゾイトトンボ→ルリイトトンボの順で青みが強くなることが良くわかりました。


カラカネイトトンボ
カラカネイトトンボ♂

 このトンボが尾瀬にいるとは知らなかったので、なんかラッキーな気分でした。


エゾトンボ♂(羽化)
エゾトンボ♂(羽化)
 

 やはり、エゾトンボやオオルリボシヤンマ(羽化殻のみ)等、北方系のトンボを見ることが出来ました。あと、以外に苦戦したのがハッチョウトンボ。いるという事は知っていたのですが、見つけるのに苦労しました。環境からしてモウセンゴケが生育する湿地が広大に広がっているのですぐ見つかるだろうと思っていたのですが、行き帰りの湿地を目を凝らしてようやく見つけることが出来ました。
ハッチョウトンボ♂
ハッチョウトンボ♂


 ちなみに、M谷さんは生き物を見つける力が非常に長けていて、水中のサンショウオオやヤゴを次々見つけていました。スカウターかなんかが付いているのでしょう。

 一応、予定では日帰りの予定だったのですが、歩き疲れたので帰りの途中にあった温泉で1泊する事になりました。こういうNOPLANな感じは学生のノリみたいで久々でした。
 翌日はいろいろ考えた結果、日光の戦場ヶ原に行くことになりました。
戦場ヶ原
戦場ヶ原

 尾瀬よりは標高が低いようで植生もだいぶ異なっていました。低層湿原という感じでしょうか。トンボも身近なシオヤトンボやダビドサナエ、オニヤンマ等を見ることが出来ました。
オニヤンマ羽化
オニヤンマ羽化

 ちなみに、このオニヤンマの羽化はM谷さんが見つけました。

ダビドサナエ交尾
ダビドサナエ交尾

 F田さん、M谷さんありがとうございました!
  1. 2009/07/07(火) 22:24:58|
  2. トンボ(観光含)
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