阿波蜻蛉

阿波踊りの国(徳島県)出身の勝虫による蜻蛉観察日記

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阿波蜻蛉~その①~

今年最初のトンボ観察は地元徳島です。GWの後半に戻っていました。
見たい種類はたくさんいましたが、ここは関東ではあまり見ることの出来ない種類を優先して観察に出かけました。

トラフトンボ♂
トラフトンボ Epitheca marginata♂縄張り
NikonD700+Ai AF-S Nikkor ED 300mm F4D

まずはトラフトンボ。
関東では珍しく、埼玉県での安定した産地は私の知る限り無いように思います。一応、昨年は埼玉県でも東部のいくつかの溜池で目撃していますが今年も発生するのかは分かりません。
羽化の写真をねらえるかと思いましたが、さすがに遅いみたいで成熟して縄張り飛翔する個体を多数見ることが出来ました。交尾態も良く見かけましたがこのトンボは殆どの場合交尾は飛びながら行いますので中々いい写真は撮れません。
トラフトンボ♀産卵
トラフトンボ ♀産卵
NikonD700+Ai AF-S Nikkor ED 300mm F4D

産卵シーンを見るには結局、どのあたりで交尾をほどくかによるのですが(交尾解除後、すぐに卵塊をつくりはじめる)、♂の個体数が多いので追いかけ回された結果、あまり目立たない草陰で交尾をほどき卵塊を作っていました。贅沢を言えば、ヨシの茎なんかにつかまっているシーンが一番生態写真として絵になるのですが、時間も限られているのでそうは言ってられません。

フタスジサナエ♂縄張り
フタスジサナエ Trigomphus interruptus♂縄張り
NikonD80+AF-S VR Micro Nikkor ED 105mm F2.8G(IF)

あとフタスジサナエ。
関東ではそもそも分布域ではないのでこういう帰省した時でないと見れないトンボです。
こちらも羽化は若干遅かったみたいで既に成熟した個体が縄張りしていました。
ところでこのトンボは改定された環境省のRDBのランクではNT(準絶滅危惧種)に指定されています。
全国的には確かに分布域が比較的限られているようですが徳島ではまだまだ多く見られます。ちなみに近縁種にオグマサナエ(環境省RDB:VU)という種がいますが、こちらは1970年代以降確認されていません。まあ、コサナエ属は近縁種と分布が重複しないような分布域を示していますが、それでも他県では両種が混生する生息地もあるのに何故徳島ではこれほど分布が偏っているのか、その理由はよくわかりません。
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  1. 2012/05/04(金) 22:52:18|
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